春は出会いと別れの季節。入学式や始業式で新しい出会いあれば別れもあります。
新年度も始まって異動になった先生の発表もすんだはず。
「うぇ!この先生今年もいるの!?」とガッカリする反面、「先生行かないでー!」と悲しい別れもあるはず。
「離任式にお世話になった先生にお礼をしよう」と考える優しい児童生徒、保護者の方のために先生に喜んでもらえるコツをお話します。
直接に勝るものはない
離任式でされて嬉しいこと。それは直接何かをする、ということです。
お手紙書くでも記念に写真渡すのでもいいのですが出来れば直接が一番。私は以前は特別支援学校で先生やっていましたが、離任式にわざわざ出向いてくれたお母さんがいました。
これがめっちゃうれしい
特別何かをもらうわけでもないんですよ。いやお礼の気持ちがあって当日来れない場合も当然あります。離任式なんて平日の昼間ですから仕事してたら絶対無理。
来てくれた人も手紙でお礼してくれた人も想いの想さを比べることはできません。
ただ離任式の日って感情的になっているんですよ。分かりやすく言えば「ウルッと来る日」です。
そして「まさか来ないだろう」と先生側は思っているので意外性もあって泣いちゃいます。
ていうか泣いて
「泣いちゃいそうです」っていうお母さんいれば。
もう泣いちゃってください。
もしかしたらこの記事生徒さんも読んでいるかもしれないので書いておきますと。
我慢せずに。この際だから泣いてあげましょう。
私の離任式の際は花束贈呈があったんです。私に花束くれたのは高校生の男の子。
私に対して強気な発言多く、毒舌な彼が私に花束渡す役でした。
彼が私の前にきたとき「いや、なんでお前が(笑)」と最初は面白い気分だったんです。
向こうも「自分が花束贈呈したら面白い」「前に出て目立ちたい」的なノリだろう、と。
彼はカンペを読みながら謝辞を述べてくれていました。
そしたら途中から泣き出したんです。段々声にならなくなってその場でただ泣いていました。
それをみて「あ、こいつ俺のこと好きだったのかー!」と私は感じたんです。まぁ涙の詳細は分からないですよ?
でも、彼の毒舌をずっと聞いていたので、その甲斐もあったんだなぁ、と。
そこから二人で抱き合って青春ドラマの最終回のよう。
そのあとお母さんも来てくれてたんです。この離任式は深く心に残るものになりました。
出来れば会ってください。涙が出そうなら泣いてください。
先生冥利につきる瞬間でしょう。
プレゼントするなら何がいいのか
何でも嬉しいですが手紙と写真が一番かな、と思います。花束は学校側からもらえる可能生が高いので被るのではないか、と。
手紙は飾らずストレートな気持ちで書いてもらえればそれでいいと思います。
嬉しかったのは「先生はうちの子を一番に考えてくれていた先生でした」という言葉。「先生やってて良かったなぁ」と思える瞬間です。
先生を喜ばせるなら離任式当日に出向くのが一番ですが、仕事や用事でそうもいかない場合もありますよね。
そんなときは手紙を学校側に託すのが一番ではないでしょうか。必ず言づてしてくれますし、もらった側もずっととっておく宝物になると思いますよ。