知識・その他

今度こそ岡本太郎作の太陽の塔を観に行ってきたぜ!

更新日:

芸術家の岡本太郎氏にハマっております。

岡本氏は故人です。

幼い頃『テレビで観たことあるかな』程度の記憶ですが、大人になってその魅力に気づきました。本まで買ってしまいました。

 

というのも岡本氏は世の中にある常識や観念に反し、自分らしく生きた人。

 

もっとも「自分らしく」という言葉も氏の感覚で言えば違うそうです。

「自分らしくじゃない。もっと人間らしく生きろ」とのこと。

 

岡本太郎の言葉を紹介

氏の言葉は突き抜けていて一見理解しがたいものですが、一つ紹介を。

人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。

僕は逆に積みへらすべきだと思う。

財産も知識も、蓄えれば蓄えるほどかえって人間は自在さを失ってしまう

【引用 強く生きる言葉】

↑これは「なるほど」と思いませんか。

 

若い頃何でも自由自在だったのは「何にももってないから」ですよね。

それがお金や地位を築くと「失いたくない」という心理が働いて動けなくなります。

 

知識も同様で「知ったつもり」「分かったつもり」が多いものです。

 

私自身先生辞めて色んな世界があることが分かりました、

『こんなことしちゃいけない』

『働くってこういうこと』

みたいなのがあったのですが、今では『あ、これでもいいじゃん』と思えるようになったり。

 

さっき「一つだけ」といいましたがもう一つ紹介を。これは非常に面白い。

昔、”しあわせなら手を叩こう”という歌が流行ったことがある。

若い連中がよくその歌を合唱して”手を叩こう”ポンポンなんて、にこにこやっているのをみると猛烈に腹が立って、蹴飛ばしてやりたくなったものだ。

ニブイ人間だけが「しあわせ」なんだ。

【引用 強く生きる言葉】

子どもたちがやっているならいいんですけどね。

・・・いや大人がやってもいいんですけど。

 

『反抗してこそ生きる実感がある』

ということなのでしょう。

 

でも岡本氏は『ルールは一応守らなくちゃいけない』と言ってるんですよ。

面白いでしょう。

 

というわけで太陽の塔へ

というわけで大阪吹田市の万博記念公園にある太陽の塔を観に行ってきました。

前回は『観に行ったら休園日で入れなかった』というオチでしたが今回は大丈夫。

 

いきなり太陽の塔からいってみましょう。

ね?ちゃんと入れました。

事前に入園日と開園時間調べるだけでドヤ顔するのも何ですが。

今回『入れなかったよー、うえーん』といったオチはありません。

 

太陽の塔の外観とか中身とか

この太陽の塔。とにかくデカいのです。

大きさは70m。

 

70mといってもピンとこないですね。

有名な巨大キャラをあげていきましょう。

 

ウルトラマン40m

エヴァンゲリオン40m

初代ゴジラ50m

進撃の巨人で一番でっかい巨人60m

シン・ゴジラ118.5m

 

とのこと。

 

よくわかんないですね。

マンションで言えば20階くらいだそうです。

 

これなんかどうでしょう。

白いフェンスに人が立っているの分かりますか??

↑赤丸のところです。偶然にも人がいました。

こうやってみると大きさ分かりますかね。

 

まぁ大きさなんて別にどうでもいいのですが(オイ)

 

実はかわいい太陽の塔

大きさはどうでもいいのですが、かわいさは大事です。

 

岡本太郎氏は太陽の塔をつくるとき「とんでもないものを作ってやろう」と考えたそうです。

太陽の塔は1970年の大阪万博のシンボルだったわけですが、この万博の規模がハンパじゃありません。

 

現在、2020年の東京オリンピックへ向けて日本中で動いているじゃないですか。

あれと同じかそれ以上の熱気が当時あったんですよ。

 

塔の近くにExpo70記念館という場所があってそこでの展示資料ですが、来場者数6421万人とのこと。

6000万て。

もちろんリピーターが沢山いたんでしょうけど、当時の人口1億人とちょっとですからね。

 

ちなみに万博で紹介されたことを機に全国に広まったものが沢山あるそうです。

ケンタッキーフライドチキン、フランスパン、ヨーグルト、UCCコーヒーなんかは万博で紹介されてのスタートだったんですって。

 

話がそれましたね。

太陽の塔の話。

 

このExpo70記念館行って気づいたのですが太陽の塔はかすかに微笑んでいます。

たまたまこの模型がそうだったわけじゃないですよ。もう一つ別のも同様に。

↑これはまた笑ってます。ついでに目が光ってます。そしてかわいい。

ただ本物はちょっと分かりにくいのです。正面からみるとちょい怖い。

ね?

模型の方が笑ってる感じはしますね。

 

多分これは角度の問題。

見る方向によっては笑っているように見えることが分かったので実物でも探してみました。

結果これです↓

もう一つ。

ダメかな。拡大してみます。

んー微笑んでいる感伝わりますか??

 

『だから何なんだ?』って話ですが「実はちょっと笑っている」がいいな、と。

愛着が湧くじゃないですか。

ほら↓

 

ちなみに塔の裏側はこんなの。

この表情は「過去」を現しているそうです。

前にある表情は「現在」です。こちら↓

これが現在。しかめっつらしてますね。悩んでいるようにも見えます。

そして金色に輝くのが「未来」です。

写真が暗いですね。

あえてこれでいきましょう↓

うん、かわいい。

 

過去は暗い表情。

現在は悩んでいます。

そして未来は少し微笑んでます。

 

この辺りの感覚が好きなんです。

「常識にとらわれるな」「孤独になれ」など過激な言葉が並ぶ岡本氏ですがそこに悪意を感じないのです。

 

でも変わっている

でもやっぱり変わった人なんです。

Expo70館にあった岡本太郎氏作の椅子が最高でした。

これ椅子なんですよ。オブジェじゃないですよ。椅子です。

題して

『坐ることを拒否する椅子』

岡本氏による説明文を読んでください。

機能的であることを売り物にしている現代の椅子はいかにも坐ってくれと”しな”をつくっている。

その不潔さにぼくは腹が立つ

そう考える岡本太郎がデザインした精神的にも肉体的にも人間と対決する”椅子”

35種類のバリエーションがあるが、いずれも座面がゴツゴツしていて坐るものに覚悟を強いる

めっちゃ良くないですか??

 

椅子なのに目があるんですよ。多分椅子に一番ついててほしくないのが目でしょう。

椅子だけど背もたれなく、しなりもない。

 

「いかにも坐ってくれに腹が立つ」

そう思って35種類の坐ることを拒否する椅子をつくった。

 

見てておもうんですよ。

「俺は椅子だ。だけど簡単に座らせるものか」

この椅子は椅子だから運命には逆らえないんです。

でも出来ること最大限に誰かに坐られることを拒否している。

それが椅子の”意志”です。

 

この反骨な感覚。生きるとは何かというメッセージ性。

でも「未来を象徴する太陽の塔は微笑んでいる」という感覚がなんとも言えない魅力だな、と。

 

生きる実感に溢れていたに違いない

そもそもがどう生きるかは自由なんですが。

 

選んでいるか、選ばされているかの違いです。

岡本太郎氏は「危険だ」「常識じゃない」という選択肢をあえて選んだそうです。

 

なぜならそこには自分の意志があるからでしょう。

 

自分で選ぶことが生きる実感です。

 

この場合、間違っているとか変だとかはどうでもいいんですよ。

私が岡本太郎氏を紹介するのも「やりたいことやれば岡本氏のようにスゴイ結果だせますよ」っていうわけでもないのです。

 

「生きる実感が湧く」ということです。

 

障害ある子は「こうしなさい」「これが正しい」と誰かが出した正解をなぞってばかりです。

そんな人生はつまらないのです。生きる実感がない。

 

絵で言えばずっとなぞり描きをしているようなもの。

そんな絵ばかり描いてたら退屈ですよね。

 

本当はもっと自由に描きたいはずです。でも一人じゃ描けない。

助けるはずの支援者は「この絵を描きなさい」という。

そんな状況です。

 

なぞり描きはキレイです。立派に見えます。正しいのかもしれません。

でも、そんな絵を褒められて嬉しいですか?

 

人の評価のためになぞり描きを続けるのが充実した人生か。

自分で描きたい絵を描くのが充実した人生か。

 

どっちを選ぶかという話です。

 

岡本氏は徹底的に”なぞり描き”を否定した人。

自分で描きたい絵をとにかく描いた。

誰にも似せない自分だけの作品をつくった。

 

そこには生きる喜びのある時間があったはず。

太陽の塔を作っているときの岡本太郎氏の気持ちを察するとそのように思うのです。

 

dai

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