私は学校で先生をしていました。
子ども同士の人間関係でトラブルが発生することがあります。
先生の対応で”定番”と言えるのは相手の良いとこ探しですが、それがうまくいった事例を知りません。
合わない相手とは距離を置くのも方法の一つです。
「合わないものは合わない」「嫌なものは嫌」そんな自分の意思表示も時には大切です。
大人の対応が全てではない
便利、分かりやすいという意味で覚えておいてください。
学校とは「大人になりましょう」と教えるのが基本です。
気配り、堅実、忍耐、周りに合わせる、空気を読む、などです。
ただ大人の対応が全てにおいて正しいわけではありません。
合わない友人関係やトラブルを避けるには気配りや忍耐よりも「嫌なものは嫌」という子どもっぽさの方が適しています。
事実どうでしょうか。
ブラックな組織や人間関係の被害に遭う人は「自分が我慢すれば丸くおさまる」と考えるタイプが多いものではないですか。※とはいえ問題は企業や集団にありますが。
子どもらしさを残すか大人のように育てるか
子育てには2つの方向性があります。
「子どもらしさを残すか」「大人のように育てるか」です。
主流なのは「大人」です。
学校は完全にこちらですし、世の中も「大人」の対応を求められます。
ただ成功の秘訣は子どもっぽさにあります。
「信念」「夢がある」「嫌なものは嫌」「周囲に流されない」といった要素とは要は子どもっぽい人です。
いじめの被害から自分を守るのも、ブラックな関係から逃げるのは子どもっぽさです。
そして夢を叶えたり、自分の意見を持つのも子どもっぽさです。
「自分がどうしたいのか」で行動している人が被害から逃れ、自分の夢を叶えています。
気配りや忍耐だけが正解ではありません。
大人にならず子どものままでいることが成功の秘訣です。
子どもっぽさと大人のバランス
ただ学校始め、世間は大人になることを望んできます。
よってバランスが必要です。
一歩目として世の中は圧倒的に大人になることを求めている
これを覚えてください。
大人の良さとは「気配り」「忍耐力」「失敗が少ない」ことです。
大人の欠点とは「周りが気になって行動出来ない」「辛くても耐えてしまう」「理由をつけて諦める」などです。
大人の長所は、行き過ぎると短所になるのです。
私は「子どもっぽさの再定義」「ありのままに育てること」を提唱しています。
意識すべきは大人になることよりも、子どもらしさを残すことです。
方法は随時このサイトにてアップしていますのでご覧ください。