願いが叶わない多くの理由は「続かないから」です。

 

「毒親から逃げたい」という主旨のご相談をいただくことがあります。

 

「逃げたいけど逃げられないんです。どうすればいいですか」

それは勉強やダイエットと同じです。

方法は既に分かっています。

教科書を学習すれば点数は上がり、食事制限をすれば体重は減ります。

 

私たちは頭の中に色んなストッパーがかかっています。

「(嫌いだけど)離れてはいけない」

ストッパーによりそんな矛盾を抱えることが出来るのが人間です。

 

毒親から逃げる方法はネットや本で調べれば沢山知ることが出来ます。

解決出来ない場合は方法を捨てましょう。モチベーションを意識してください。

 

どこかで諦めてはいませんか。

やる気を奪う出来事がなかったでしょうか。

ダイエットせねばと思いながらもお菓子の袋に手を伸ばすのが人間です。

 

逃げたいのにそばにいる。

これは珍しいことではありません。

 

「逃げないとヤバイ」「逃げた方がいい」

は少し違います。

「私はこの人から逃げたいんだ」と強く思うことです。

 

最高のモチベーションアップは誰かに話すことです。

夢中で話せば、言葉は心から出てきます。

ストッパーが外れるのはこんなときです。

 

ある相談者の方は「幼いころジブリに出るような家庭に憧れたんです」と語られました。

最終的にその方は親から逃げ切ることが出来ました。

「こんな家庭を作りたいんだ」という自分と向き合ったからです。

 

ネットでも本でも「あなたの夢はジブリにあるような家庭を作ることですよ」とは書かれておりません。

モチベーションアップの最大は自分の今までの経験です。

 

自分の過去と向き合ってみてください。

お金はかかりますがカウンセリングが最短です。

なければないで、1人になってみる、昔の場所や思い出に浸るでも構いません。

 

子どものころは矛盾がありませんでした。

好きなものを好きといい、嫌いなものは手ではね除けたはず。

 

今、必要なのはそんな子どもの心力です。

 

嫌っているなら逃げていいし、仲良くしたいなら、仲良くしましょう。

「良いとこ探しをしましょう」

そんな考えは馬鹿げています。

 

決して受け身にならないでいてください。

主体的でいれば解決につながっていきます。

 

人間には子どもの要素と大人の要素が混在しています。

大人になるにつれ、子どものころの自分はどこかへ置き去りになっていきます。

 

願いを叶えるなら、子ども時代の自分をどこまで思い出せるかが鍵です。

多くの人が方法を試してしまいます。

 

今度はモチベーションです。

あなたが過去に思ったこと、憧れたこと。そんな自分だけの理由が必要です。

 

ここまで読まれて「頭の中に答えはない」とお気づきになられたら幸いです。

考えれば考えるほど、モチベーションは下がっていきます。

「どうせうまくいかない」

「なんでこんな目に遭うんだろう」

などマイナス思考が覆ってはきませんか。考えることがモチベーションの低下原因です。

 

「考えるな」と言われても困ると思いますが、思考の先をいきましょう。

今までずっと考えてきたはず。

今度は考えないことです。

 

「絶対逃げてやる!」

ストッパーを外しましょう。

 

不思議なことに自分に正直になった方が、毒親とも仲良くなれます。

考えずにやる。それにはモチベーションです。