作業所をもっと知ろう

B型作業所と生活介護型作業所の違い。どっちが進路先にいいの??

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障害ある子の進路先となることが多い作業所。

形態としてはA型、B型、生活介護とありますが3つしかないわけです。

 

障害ある子の実態は様々なのに3つのパターンにしかないのも困ったもの。

A型~B型の間にいる子やB型~生活介護の間にいる子もいるはずですから。

 

私は特別支援学校での勤務経験があり、高等部での進路にも携わっていました。

実際に作業所への実習等へ行ったこともあります。

 

そんな中で分かったB型作業所と生活介護型作業所の違い、および知っておくと便利な注意点を解説いたします。

 

生活介護ってどんなところ??

”生活介護”とあるように日常面での介助が必要な子は生活介護型へ行くことが多いです。

日常生活とは移動や食事、着替えなどですね。中にはお風呂に入れてくれる作業所もあります。

 

生活介護型はA型やB型と比べて職員さんの人数が多く配置されています。

一日の流れは大体ですが

 

10:00~12:00 作業時間

12:00~13:00 昼食

13:00~15:00 昼からの作業又はレク

 

が多いパターンです。

 

B型作業所はどんなところ??

日常生活での介護がほとんど必要のない人が行くのがB型です。

「トイレだけ介護してほしい」という人でも対応してくれるところは多いです。

 

利用者さんの出来ることは多い分、職員の人数は少なめになります。

 

一日の流れは生活介護とほぼ同じです。

ですが自分で通勤できる人もいるため作業所としては送迎時間が短い場合が多いです。

よって開始時間は9:30~、終業時刻は15:30など若干長めになるでしょう。

 

レクなどの時間はなく1週間は作業中心の毎日です。

 

給料の違いは?

平均で言えば生活介護型は1か月3000円~6000円くらいです。

B型作業所は1万円~1万5千円くらい。

ここにボーナスが夏、冬に支給されるのが一般的ですね。

 

給料の額の違いは作業所自体の売り上げに左右されます。

1万円近くの生活介護や2万円のB型もあります。

 

ご存知ない方もいるかもしれないので念のためですが、20歳以降は障害基礎年金として6万~7万円の月収入が入ります。

基礎年金と作業所のお給料を足した額が生活費となります。

 

「そんな少額では足りないのでは??」

 

と思われるかもしれませんが、十分ではないのは事実です。

 

ただ「暗い気持ちになってほしくないなぁ」と思いますので,私が知る実際の卒業生の話をいくつかいたします。

 

重度身体障害ある20歳の男の子(といっても成人してますが)は生活介護型でお給料は5000円程度。

でも年金も合わせて、たまにお出かけしたりしながら、毎月万単位で貯金しています。

 

他の子も月5000円とか1万円の給料は世間的に少額です。

でも本人にとっては労働で得たものなので給料日は楽しみなのです。

 

「給料日にゲーム買う」など生活の彩りになっています。

 

最近聞いた話ですが中程度の知的障害ある子は「自分のお金で喫茶店でコーヒー飲んだ」ことが大人になれた証のようです。

家に帰って「今日コーヒー飲んだ」と報告したりしています。

少ないですけど、喜びはちゃんとあります。幸せのかたちは一つじゃないよな、って思えますよ、ほんとに。

photo by Bellmariza

photo by Bellmariza

 

 

通所時間に気をつけて

実際に私が高校3年生の進路指導に携わっての話ですが働く保護者の方にお伝えしておきます。

通所時間に気をつけてください。

 

というのも作業所の通所時間は9:30や10:00が多く学校と比べ若干遅めです。

 

働く保護者さんの場合、自身の通勤時間とお子さんの通所時間が学校のときより若干ずれるため一人で留守番出来ないお子さんの場合だとかなり困った状態になります。

 

また送迎車の時間も学校とは違ってくるので高校2年生くらいになったら、作業所の通所時間も気にしておいた方がいいですよ。

 

ここら辺は学校の先生はツッコんでくれないと思います。

 

仕事を変えることになった人もいますのでご注意くださいね。

 

B型と生活介護どちらがいいのか

学校と違い作業所は将来に渡って通い続けるところです。

無理せずマイペースで過ごせるのが一番。

 

B型や生活介護では仕事重視ではなく生活重視です。

作業所の経営自体が作業の売り上げよりも利用者さんが通うことによる地方公共団体からの報酬で成り立っているので自分のペースが認めてくれます。

 

高校3年生になると職場実習が始まりますが、仕事面を強く求めてくる作業所は無理して入ることはないですよ。

 

入所後は安定して過ごせる子は多い

学校では落ち着かない子も作業所入所後は落ち着くことは多いのです。

学校というのは実は行事だらけで落ち着けないのです。作業所は行事への参加は自由意志ですしレクリエーション中心。

 

行事ごとに不安定な様子を見せる子は卒業後落ち着いたりします。

 

それよりも入所後の楽しみの部分が大事だったりします。

好きなこと、やりたいことを見つけておいてください。本当に大事ですから。

 

dai

dai

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