車椅子の人にも便利な夜景スポットの紹介です。
私は知人に車椅子の友人がいますが「お出かけスポットが少ない」とのこと。
テーマパークなどバリアフリーをうたっていますが、乗車制限とかあってイマイチのようです。
「デートなんてどこ行けばいいのか分からない」
「雰囲気のあるところへ行ってみたい」
なんて方は多いのではないでしょうか。
「じゃあバリアフリーな夜景スポット開拓してみよう」
と思ったので即行動。行って参りました。
私自身も夜景観るのは好きです。
大学時代に先輩の車に乗せてもらって見に行きましたが「うぉー!すげー」と感動しました。
「俺も大人になったなぁ」と感動したものです。
「壮大な夜景スポットを見たときの感動をあなたに」
というコンセプトでお送りします。
行ってきた場所は京都と滋賀県の境にある比叡山ドライブウェイの夢見が丘。
「車椅子で行く際には?」
「デートコースで使うには??」
という視点で取材しております。どうぞご活用ください。
まずは田の比谷峠料金所へ
比叡山ドライブウェイの入り口、田の谷峠料金所です。ここから入ります。
想像以上に立派なエントランス。(失礼)

比叡山ドライブウェイは有料道路となっています。

「うぇ?有料なの?」
と思われるかもしれませんが、経験上有料スポットの方が施設面で整備されているので悪くないですよ。
普通車であれば840円です。
田の谷峠入り口で身障者用トイレを発見。

「あ、これは考えられてるな」と思ったのがトイレすぐ横に身障者用の駐車場があります。

通常の駐車スペースからこのトイレへ行く場合は坂道があって車椅子によっては大変そうですが、真横にあるなら便利。
考えられています。ここは期待できそう。
中も撮影してきました。

おむつ交換用ベッド、手すり付きのトイレがあります。基本的なものはそろっていますね。
清潔感もあり良い感じ。
このトイレは有料道路に入らずとも使える場所にあります。つまり無料なのに清潔。素晴らしい。
それでは田の谷峠エントランスから中に入っていきます。

登っていく最中の景色です。
右手に大津の街並みと琵琶湖が見えます。非常にきれい。
道路は2車線で快適です。ここら辺は有料なので整っています。
夢見が丘に到着
今回の目的夢見が丘です。駐車スペースがたくさんあります。

誰もいない・・・
いくら平日とはいえ、有料でこの少なさだと営業にならないのは・・と若干不安を覚えます。
奥に売店をみつけました。
ソフトクリームののぼりが見えます。
ここは「マロンソフトクリーム」が売りのよう。マロンって結構珍しくないですか?
甘いものには目がないので「よしグルメリポートだ」と思って売店へ。

・・・ん?

こ、これは・・・

閉まってます。
謎は全て解けました。夢見が丘の営業は土日・祝日のみなんですね。
今日は平日。
だから駐車場はガラガラ。売店の営業はやってない。なるほど。
売店のとなりは軽食もできるようです。車椅子でも入れそう。

こちら売店のとなりにある喫茶店入り口です。車椅子でもいけそうですね。
絶景を見ながらの食事はきっと美味しいでしょう。
まぁ今日は閉まってますが。
ちなみに売店前は階段ですが、横にスロープがあるのでちゃんと入れますよ。
夢見が丘はどれくらいバリアフリーなのか
広い駐車場ですが車椅子専用の駐車場が売店前にあります。

お手洗いは売店横に。

手作り感あふれる「お手洗」の看板が案内をしてくれます。
身体障害者用は突き当たって横にあります。
矢印に従って進んでいきます。

発見。

開けます・・・



通常のトイレより広めといったところ。手すりがあります。ベッドはありません。
イオンモール等にあるトイレと比べたら狭いです。
建物自体が古いですからねぇ。仕方ないのかな。
同じトイレなら先ほど紹介した田の谷峠エントランスのトイレの方が広いですね。
夢見が丘の景色は3段階あった
さてさて本題の景観です。
行ってみると分かったことは夢見が丘の景色はスポットが3つあります。
便宜上1段目、2段目、3段目と分けて説明します。
まず1段目。さきほど紹介した売店やお手洗いがあるエリアです。
ここからの景色はこんな感じ。車からでもみられます。


分かりますか??駐車スペースが設けられています。
車から降りずに横づけしてみられるのですね。これは便利。真冬の夜景には特にいいのでは、と。
ただ台数に限りあって横づけは10台くらいでしょうか。横づけが無理でもすぐ近くに10台以上は停められる場所があります。
駐車場自体は沢山あるので車から降りれば問題なさそうです。
バス停もありました。

続きまして2段目です。
2段目は、先ほどの1段目エリアの上となります。歩いていけない距離ではないですが車椅子の場合だと坂道が急になるので車の方がいいかな。
1段目が混んでた場合はいきなり2段目からでもいいでしょう。高くもなるので見晴らしも良くなります。

ここにも駐車スペースがあります。
2段目は横づけでなく正面からになります。

見晴らしはこんな感じ。

「車椅子で行けるデートスポット」というコンセプトで考えるなら2段目もしくは次に紹介する3段目がいいかもしれません。
理由は2つです。
1つは車椅子から見るより、自動車内の方が視線が高くなって見やすいこと。
2つ目は1段目は横づけ駐車なので助手席の人は見えずらいものがあります。
景色が見たくても運転手が邪魔。さらに運転手は景色見ると助手席の人の顔が見えない。
2段目は正面から駐車できます。ということは助手席の人にとっても観やすいわけです。
チラ見で横に座る相手の表情もうかがえます。
というわけでデートなら1段目より2段目です。
最後3段目の紹介です。
こちらへ行くには車でないと無理です。遠すぎます。
また1段目と2段目の景色は同じようなものですが、3段目はより良い景色が見られます。
2段目駐車場の出口からこんな看板が見えるはずです。そこから上へ車で行きます。

3段目到着。駐車場スペース十分にあります。

ここで景色を2方向から楽しめます。
1つは琵琶湖方面。もう一つは京都市です。
まずは琵琶湖から。

あれ?なんかイマイチだな。うーん、自分の撮影技術の拙さのせいです。
本物はもっと良いですよ。
右手には京都市内も観られます。


緑の部分を写しすぎたでしょうか。実物はもっと良いです。
住宅地が密集しているので、これが夜になると絶景でしょう。
3段目最高の絶景ポイントは琵琶湖、京都両方みられるここですね。

ここに車を停めれば正面に琵琶湖、右手に京都の夜景が楽しめます。絶景間違いなし。
デートでキメるならここですよ。
私が3段目をおススメするのはもう一つあります。
それは3段目から下りていくときの景色が抜群であるということ。
車内からですがこんな感じです。

・・・うん、これは私の写真技術が下手なせい。実物はもっときれいです。
私だけではない思うのですが、夜景スポットから帰るときなんとなく寂しい気持ちにならないですか??
「楽しい時間が終わる寂しさ」みたいな感じです。
ですが山を下りていく際の見晴らしが良ければまた盛り上がります。
帰る寂しさをちょっと癒してくれるというか。
夢が丘3段目から下りていくのときの景色はかなり良いものがありました。
というわけで3段目はかなりのおススメです。
1段目で食事して3段目か、車で行くなら2段目→3段目で帰るのがいいですかね。
比叡山ドライブウェイのおまけ
歩き回った際にみつけた小ネタ集です。
①コカコーラだけ割高
のど乾いたんで自販機行ったんですよ。そしたら不思議な値段設定が。
コカコーラの自販機へ行ったのですがペットボトル170円に缶ジュースが140円。
「あーホテルの特別料金みたいなものか」
と思ったものの横にある自販機みたら通常価格。ペットボトル150~160円、缶は120~130円。
コカコーラ社だけ10円増し。
なぜだ。
実際の画像を。アクエリアスなどコカコーラ商品は170円。

でもカルピスウォーターなどは10円安い。ポカリスウェットも160円。

「俺はコカコーラ社しか飲まない」というこだわりがなければ、他の方が10円お得です。
②キャッシュバックキャンペーン実施中!
車椅子では絶対に行けない場所にあるので紹介しませんでしたが、1段目にはちびっこ広場があります。

石段が急なので車椅子では難しいですね。小さい子なら抱っこしていけばいいのかな。
中に入ってみたらなんとキャッシュバックキャンペーン中でした。

正面建物の看板に注目。

ほら、

ね?
「50円引き」ではないでのす。50円キャッシュバック。
50円の部分が入れ替えるようになっているので時期によって金額が変わることもありえますね。真冬は100円キャッシュバックとか。
③食事なら雰囲気抜群の大津館が最適
比叡山ドライブウェイから車で15分くらい行けば大津館というちょっと高級なレストランがあります。
大変歴史ある所ですが、中はバリアフリーになっており、店内も広い。
食事は洋食中心で雰囲気はかなりのもの。
大津館はまた後日紹介しますが、ここも良かったです。
比叡山ドライブウェイ→大津館、もしくは大津館→比叡山ドライブウェイというのが車椅子の人向けドライブコースと言えるでしょう。
おまけで大津館の写真をちょっとだけ。



いいでしょう?
館内は赤じゅうたんが敷いてあり、明りは若干控えめ。
レストランでは琵琶湖の風景が楽しめ、内装や料理にも雰囲気があります。
カレーやケーキセットもあって軽い食事も出来そうです。
お値段はカレーが1000円くらい、ケーキセット900円くらいです。
通常のお店より割高ですが雰囲気を考えれば安いでしょう。
設備面も抜群にバリアフリーです。スロープあたり前で車椅子の人ウェルカムなつくり。
席数も多いので融通も車椅子の人複数人でも大丈夫。店員さんの雰囲気も良い感じでした。
ここでは結婚式もやっているようですね。

道理で雰囲気あるわけです。
比叡山ドライブウェイでキメられなかった場合はここでキメましょう(何を?)
もっとやりたいことやりましょう
やりたいことやっている人は元気です。考え方も前向きにもなっていきます。
当サイト夢へのEn-Zin(エンジン)では気持ちが前向きになるような情報や考え方を紹介していきます。
私は多くの障害ある方々と接してきましたが例外なくやりたいことやっている人は楽しそうなオーラが出ています。
「恋愛してみたい!」「デートしてみたい!」
って想いがあるなら実際に行動してみることをおススメいたします。
今回の記事をきっかけに「良い所あるから行ってみよう」と誰かを誘ってみてもいいじゃないですか。
私の経験からも比叡山ドライブウェイ夢見が丘はハズレないですよ。お試しください。