作業所をもっと知ろう

障がい者作業所の喫茶店はなぜ儲からないのか。

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『うちは儲かってるぞ、このやろー』と思われたらすみません。

もちろん、障がい者作業所で儲かっているところもあります。ただそうでないところも多々あるのでは、と。

 

私は今までいくつかの作業所を見てきました。

その中から特徴を取りだして「障がい者作業所の喫茶店はなぜ儲からないのか」というテーマで書いていきます。

 

障がいの部分はそのままでいい

具体名あげると迷惑かかるので控えますが近所に評判の作業所によるお菓子屋さんがあります。

お店の構えから店員さんの接客姿勢、品揃えや品質まで一般のお店と変わりません。

 

ただ違うのは店員さんだけです。

言い方悪いのですが障害ある方が店員さんをやっており、たどたどしさはあります。

 

そこはカフェも併設されているので私はケーキと一緒にミルクティーを注文しました。

『かしこまりました』と店員さんはお辞儀をされて厨房へいきます。

 

声が聞こえたのですが『ケーキセット、ホットコーヒーです』との声。

 

『おぉい!』

 

とずっこけそうになりました。

でもそこは不快にまでは至らないのです。

 

なぜなら一生懸命さは伝わるから。

『いい加減でやっているのではない』というのが分かるので不愉快にはならないのです。

 

不愉快になるのは『いい加減にやっている』ということ。

 

もちろん私のように受け止めない人間もいますよ。

しかしながら障がい者作業所で結果を出しているところは内装や外観、品揃えなどは非常に充実しています。

 

そこが大事なんです。努力出来る部分は最大限に努力している。

それが見た目で分かれば満足します。

 

お客さん都合で考えている

当然の話ですが、商売の原則は「相手の都合に合わせて運営する」じゃないですか。

小さい工夫でいいのです。

 

相手に『あ、こちらのことを考えているな』と思ってもらえることをしてみてください。

 

ある喫茶店では食器にこだわっていました。

とはいえ高級品ではないそうです。ただ100円ショップにあるような特徴のないものではないのです。

 

スプーンも金属製ではなく木製。

『目で楽しんでもらおう』という気持ちがあります。

 

また”小腹需要”を見込んでローカロリーや小さめの商品を揃える店もあります。

 

自分たちが売りたいものではなく、お客さんが欲しいものを考えているところはお客さんが多いです。

 

自分たちは特別ではない

結果を出しているところは「作業所であっても企業と同じことが出来るはずだ」と考えています。

出来るところを見つけ出して行動しています。

 

障がい者作業所は特別でない→お客さんの都合に合わせて商売する→利益が出る、という図式ですね。

 

表面的な改善ばかりしていませんか?

「売り上げが減ってきたけどどうしよう??」

「利用者さんや職員の給料をもっと上げたい」

「障がい者年金だけでは不安」

 

といったことでおそらく日本全国の障がい者作業所の多くが困っているのではないでしょうか。

 

「どうすればいいか」の改善を沢山協議しているハズです。

喫茶店でいえば「メニューを増やしてみよう」「チラシを作って認知度を上げよう」といった対策を考えておられるかもしれません。

 

一つや二つの行動を変えただけでは結果は微々たるものしか変わりません。

 

例えば100万円の売り上げを101万円にしたいのであれば行動を少し変えるだけで望む結果は得られるでしょう。

ですがみなさんが望んでいるのはそういう結果ではないはず。100万円の売り上げを150万円くらいにするアイデアを望んでいるハズです。

 

ならば今までとってきた行動を大きく変えなければいけません。

そうなると今までの考え方ではダメなんです。

 

新しい考え方でもって新しい行動をいくつもとっていかなければ望む結果は生まれません。

儲かっている作業所、結果を出している作業所を見てください。

 

成功している作業所の工夫点は一つや二つではないはず。目に見える部分はもちろん、見えない部分でも無数の改善点や工夫をとっているはずです。

 

その無数の改善点が行動です。それらが合わさって大きな結果を生みだしているのです。

 

会議の危険性

ちょっと話はずれますが、私は障がい者の方と関わる仕事をしており、障がい者の方本人やその関係者の方々とも交流があります。

作業所の内情をいくつか聞いてきて思うことがあります。

 

会議はあまりしない方はいいかもしれません。

というのも組織が大きく、また古くなると保守的な人が現れるからです。

その人は画期的なアイデアの足かせになります。

 

アイデアというのは多くの人の意見を吸い上げれば吸い上げるほど無難なアイデア、どこかで聞いたことのあるアイデアに変化していきます。

 

例えば自動車メーカー(確かトヨタだったはず)では車のデザインを昔は社内意見を聞きながら決めていたそうです。

その結果どうなったか、というと『車のデザインがつまらない』というお客さんの意見になりました。

 

そこで多数決はやめて一人の責任者に任せたのです。

すると『とんがったデザイン』になりました。社内では『これでいいの??』となったのですがお客さんの評価は上々。

 

とはいえ『会議で決めるな』というのは無理のある話かもしれません。

ただ『人の意見をきくとアイデアはどこかできいたことのある無難なものに落ち着く』と覚えておくと物事の構造がみえてきます。

dai

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