「ルールブック読んだけど意味わからない」
「最低限のルールが知りたい」
私はとある県でボッチャ協会の役員をやっております。
今まで初心者向けの講習会を何十回と開催してきました。
「これだけやっておけば大丈夫!」
という初心者向けボッチャのルール紹介です。
ルールブック全部を読む必要は全くありません。
要は「白ボールに近い人の勝ち」これだけでも充分。
「ボッチャ見たことない」
という方はまずは動画をどうぞ。「シンプルなスポーツだな」と思ってもらえるでしょう。
音声つき動画です
大体のイメージがつかめましたでしょうか。
シンプルに言いますと「白ボールに近い人の勝ち」なのです。
超シンプルに説明しますね。
①赤と青に別れる。
②白ボールに向かって投げ合う。
③全部投げて最後に白に近い人の勝ち。
これでボッチャは充分に楽しめます。
でも極めれば神業レベルの投球術もあって奥が深い。
こんなスポーツ他にないですよ、本当に。
まずは「白に近い人の勝ち」これだけです。
それでは次に最低限の初心者向けボッチャ講座です。
①白ボールに向かって投げる
②ゲームの流れを覚える
③得点計算
の3つに分けて解説しますね。
白ボールとは?
上の画像が白ボールです。※ルールブックにはジャックボールといいますが白ボールで大丈夫。
私が講習会やるときは必ず「白ボールにに近ければ勝ちです」とだけ言います。
みなさんが指導者となる場合も「白ボールに向かって投げる」これだけ言ってください。
試合の流れはどうなるの?
試合の流れです。
まずは公式の並び方から。
正式なボッチャはこう並ぶ
1対1の場合です。
真ん中に二人が入り、6球ずつ投げます。
2体2の場合だとこうなります。↓
持ち球が3球ずつになります。並び方は中央に交互に並んでいきます。
3対3はこちら↓
持ち球は一人2球ずつになります。
正式なボッチャは1対1、2対2、3対3で行うので以上のどれか形が正式です。
とはいえ。
学校や施設では5人や10人でやる場合もあるはず。
正式な並び方は不便極まりない。
そこで「レクリエーションボッチャ」という並びを紹介します。
(超シンプル)レクリエーションボッチャの並び方
非公式なやり方ですが小学生や、数が増えたり減ったりする場合はこっちの方が断然便利です。
私はこのレクリエーションボッチャの並びをオススメします。
中央線から左右に分かれています。シンプルです。
選手5人でも赤3人、青2人とすればゲームは成立します。
7人でも赤に4人、青に3人にすれば問題ないわけです。
学校や施設ではこちらがおススメです。
というわけで赤と青の別れ方でした。
次に投げる順序を説明します。
2対2のボッチャコートで説明しますと以下の通りです。
赤が白ボールを投げ入れる事で試合スタートです。
①矢印ついた赤が最初に白ボールを投げます。投げた人は引き続き赤ボールを投げます。
②青が投げます。
③白に遠い方が投げます。
④遠い方が近づくまで投げ続けます。
例えば下の画像をご覧ください。
白に遠いのは赤でしょうか?青でしょうか?
答えは青ですね。よって次に投げるのは青です。遠い青が投げます。
正式なボッチャでは「白に遠い方が投げ続ける」と覚えてください。
※分かりにくければ「赤、青、赤、青・・」と交互に投げ合ってもOKです。
得点計算をする
最後の得点計算の方法です。
最初は難解に感じるかもしれませんが、何回か経験すればすぐに体得できます。
練習問題もつけましたのでじっくりマスターしてください。
ボールが手元にある場合は、実際に同じ形にしてみると理解が早いですよ。
白ボールに注目してください。 白に近いのは何色でしょうか??
答えは赤ですね。
全球投げ終わって、白ボールに一番近いのは赤なので赤の勝ちです。
得点計算は
相手ボールよりも何個近づけられたか。その個数が得点となる
と覚えて下さい。
相手よりも2個近かったら2点です。3個近かったら3点。そのままです。
もう一度画像を見てみましょう。
白に近いのは赤なので赤が勝ちです。
点数は相手ボールよりも何個近づけられたか。その個数が得点となる
となるのでした。つまり赤の1点ですね。
ではこの場合はどうでしょう?
「??」と思うかもしれませんが得点計算の原則を思い出してください。
相手ボールよりも何個近づけられたか。その個数が得点となるです。
白に近いのは赤ですね。
赤は青より1個近いので、先ほどと同じく赤1点です。
そして点数は赤だけに入ります。赤1点で青は0点です。
それでは練習問題といきましょう。
第1問です。得点計算をしてください。
まずどちらが勝ちかを確認しましょう。
白に近いのは赤なので赤の勝ちです。
次に白ボールと青の距離をみます。
白からより赤は2つ近いです。よって2点です。
計算のコツとして補助線で〇を入れますね。ご覧ください。
〇は白と一番近い青との距離を表しています。
つまり白と青の半径に何個あるか、で数えて得点計算するのです。
〇の中にある赤の個数がそのまま赤の得点数となります。
点線の○が白から青の半径です。この半径内にある赤は2個です。よって赤の2点になります。
この半径の考え方をマスターすると非常に楽です。
では第2問です。
得点計算をしてください。
白に近いのは青です。よって青の勝ちです。
そして負けた側は赤となりますね。
次に白ボールと赤の距離をみます。白から赤の半径にある青の個数がそのまま青の得点数となります。
画像で確認しますね。
点線の○が白から赤の半径です。この半径内にある青は2個ですね。※右側の青は赤よりもボール半分ほど近いので得点となります。
半径内に青は2個ですので青の2点です。
以上となります。
「よくわからん!」となったら。
・白ボールに向かって投げる
をまず覚えてください。
「それは分かった!」となったら。
・得点計算
を覚えてください。
並びや投球順のルールはやりながら覚えていけば大丈夫です。
私自身、何も知らない状態で「白ボールに近づいたらいい」だけで最初やっていました。
気負わずやってみてください。
めっちゃ面白いですよ。